みなかみ温泉 四季の湯宿 桃山流様
沼田市のゼネコン萬屋建設様より依頼を受け、去年の秋ごろから今年の春先まで、大工工事でお世話になりました。
昭和26年に開業され、建物はH16年に閉館してしまいましが、建造物が大変立派に残されていたのですが、当時の材木も立派なんですが、何よりたずさわった職人さん達の技量には驚かされるばかりでした。
当時の部材を出来る限り再利用しながらの改修工事は弊社大工もスキルアップになったと思います。
弊社大工作成 唐破風
大自然に囲まれて大絶景が味わえる素泊まりの宿。
建物内もご案内したいのですが、ぜひあなた自身で堪能していただければと思います。
さて、弊社インスタのストーリーにて何度も制作段階をお見せしていたのは、こちらになります。
ヒノキと銅板の塀を約1か月間作成しておりました。
建物内外工事から、2期の塀工事まで長期にわたり携わりさせていただき誠にありがとうございました。
M様邸 G2 新築 群馬県 注文住宅 高気密高断熱 K-style α 祝上棟
長期優良住宅 耐震等級3(許容応力度計算) UA値0.36w/㎡k トリプル硝子 付加断熱
毎日毎日暑い。今年は雨が降らないので水不足の影響が農作物に出ない事を願うばかりです。
電気、ガソリン料金が高騰の中、更に作物も値上がりになれば、悲鳴だけではすまなくなります。
さて現場では、金物工事や耐力面材工事も終了し、社内チェックを行います。
適正場所に適正金具が付いてるか確認
耐力面材に指定ピッチで釘が打ってあるか確認
耐力面材は工法や壁倍によって指定釘や釘ピッチが違うのですが、ここは、大工さんだけでは間違えますので、特に入念に確認をします。
この外壁面は倍率は4.3倍なので、外周部を75㎜以下で釘止めになりますが、2.5倍の場所もあり、混乱しやすいのです。
沢山の釘を打ちますので、エアーなどの調整問題で釘がめり込む事が1軒に数十本から100本近くあります。
このまま作業が進んでしまえば、本来の耐力壁の役割をしないので、耐震等級にも影響がでてしまいます。
時間をかけて確認しめり込みがあればこのように増し打ちをさせます。
増し打ち
弊社は鉄砲釘の圧力を極力弱く設定し最後は金槌でたたく事をしていますが、それでも木材とエアーなどの問題でめり込む事があるのです。
めり込む事自体は是正すれば悪い事ではないのです。
続いて、無事に第三者機関の金物検査も終わり、電気配線工事になります。
今回のouchi の配線の量は2軒分以上になり、先行配線では電気工事士が普段なら2.3人ですが、今回は5人での作業です💦。
沢山の配線ですがこれでもまだ半分です
1Fにて配線図のチェック中
2Fにて配線図のチェック中
一部先行配線の様子です
続いて、外断熱工事になりますが、先に面材での気密処理を行い、その後に断熱貼りになります。
付加断熱、この後室内側にグラスウールの施工
断熱施工後は気密も兼ねた3次防水工事です。
この後に透湿防水シート張りになります。
M様邸 G2 新築 群馬県 注文住宅 高気密高断熱 K-style α 祝上棟
長期優良住宅 耐震等級3(許容応力度計算) UA値0.36w/㎡k トリプル硝子 付加断熱
しばらく、更新が出来てませんでしたが、現場はどんどん進んでいます。
現場では、屋根の野地板で気密工事が終了し、一層目の断熱工事です。
ここでも、本来なら省略できる、気密処理を行います。
それはなぜか?
経年後どちらかがはがれても、効果が持続する為に、リスクヘッジ行っているのです。
野地板を気密処理
断熱材にも気密処理
この上に、通気も合わせ持つ垂木をのせ、その間に、さらに断熱材敷き込みます。
屋根通気層を30㎜確保し、やっと屋根の下地が組み終えました。
従来の屋根工事の2倍時間がかかる、弊社の施工方法ですが、屋根下地の耐久性を考えると、通気層は必要不可欠な存在なのです。
いづれは全ての施工会社のスタンダートとなる事を願います。
弊社のブログにたどり着いたあなたは、エコ住宅の勉強をしていると思いますが、ここで一つの疑問が生まれると思います。
屋根断熱をなぜ安価なグラスウールで施工しないのか?
これは、施工会社の考え方次第だと思いますが、弊社は施工時の天気を気にかけてるのです。
グラスウールの天敵は水分。
なので雨が降っているときは、施工ができないのです。
部材が安くても、施工中に夕立でもきたらと考えると・・・。
弊社はカネカと提携しているので、発砲系の板状の断熱材を、特別価格で仕入れる事ができるので採用の決め手になっています。
発砲系の断熱材の中でカネライトフォームスーパーEXより、性能が上の商品がありますが、なぜカネカ製なのか。
仕入れ価格はもちろんですが、詳細を気になる方は連絡下さいませ(笑)
野地板が貼り終えたら、防水シートのルーフィングを貼らずに、ブルーシートを貼り養生します。
以前はこの様にルーフィングを敷いたら養生にもなるので、シートが風に飛ばない様に、胴縁材で抑えていましたが、
屋根仕上げ工事でこの胴縁材を撤去する時に、ビス穴が屋根に空いています。
雨水の侵入のリスクを最小限に回避したい為に、ブルーシートで仮養生して、仕上げ工事の日にルーフィングを敷きます。
高耐震は設計になりますが、それを維持するのは現場力だと思っていますので、手間を惜しまず愛着持って作業しています。
追伸
沼田市の一大イベントの一つ、沼田祭りが終了し、祭り期間中は連絡がつきづらく大変ご迷惑をおかけしました。
明日より、弊社はお盆休みに入りますが、事務作業がたまってますので時折会社にいます。
何かありましたら、ご連絡くださいませ。